このラブレターはどこへ行くのか。

とある広告屋さんが誰かに向けてコトバを紡ぎ続けます。

その働き方改革は果たして成功したのか。

お久しぶりです。

 

一段と寒くなり、コートを着て出勤する機会も増えたのではないでしょうか。

さて、今日は「働き方改革」のその後に関して、私はもう外から見守るような立ち位置の人間ですが、意見を書きたいと思います。

 

勢い良く始まった働き方改革。あれからどれくらい経ったでしょうか。

今ではもうメディアに取り上げられる事も少なくなりましたが、広告を中心としたマスコミから、業界関係無く各社へと広がりました。

 

まず、マスコミ各社の対策は

■22時以降残業禁止(消灯する企業も)

■残業時間管理の徹底(確実に残業時間を把握する)

 

を中心としてとにかくスピーディーに施策が実施されてきたようです。

 

しかし、一般企業の働き方改革はこれに加え

■有給消化の推進

■ノー残業デー

■リモートワークを中心としたノー出社日

■リモートでのメール閲覧機能を制限(申請無しでは開けない)

 

などなど、もともと”それなり”には帰れていた企業が更に一段と働き方の改革をしているように思えます。

 

はじめに、広告代理店の動きに関してですがヒアリングして得た情報をもとにですが

正直なところ各社成果を上げているとは思えない状況になっております。

 

そもそもに、業務効率化や人を新たに雇う事無くして仕事が突然短時間で収まるとしたらそれはそもそもにその担当者が怠慢だったという事でしょう。

これでいうと、上位2社はあの騒動で結構な人数の社員を補充したとの事で、それなりには緩和されたのでしょう。(とはいえ実際は数字になるところ、まずいことが起きてしまっているところ中心の配置で焦土作戦みたいな事やってる部署には人は来ず・・という問題はあるようですが)

 

その他の企業はこのあたりの情報はなかなか入ってこないのですが、求人を見ているとリーマン以降のようなそもそも各社求人が無いという状況では無いが、単純に流出分の補充くらいの印象しか受けません。

 

では、その企業ではどういった対策が取られるのか。

それはコストのかからない「業務効率化」と「人員配置の見直し」です。(あとは気合で早く帰ろう!という号令が飛んでそうなところもありますが)

 

まず、業務効率化ですが、これに関してはクライアント仕事において業務の効率化はクライアントへの反旗を翻すに等しい行為です。

なぜなら一部メディアやブログでは取り上げられてましたが「(夜中に連絡がきて)明日までに」「今すぐ」「土日にやって月曜出せ」というオーダーが横行している業界です。

早く帰るために出来る範囲での仕事となると、これらに「NO」を突きつけないといけません。

僕は相当口も悪ければ言うことを聞かない担当だったと思いますが、それでも「NO」とは言えないオーダーは多々ありました。というか、だいたい言い返しても結局は”意思”を示すだけで受けることには変わりないんです。仕方ないんです。

 

それが、メディア効果で同情もあり、一時期は手を取り合って上手くやっていきましょう。みたいは風潮がありましたが、今ではクライアント企業にあたる会社の人たちも仕事時間に制限が設けられそれが結果受注産業に返ってきていると聞きます。

 

かといって、テクノロジーで解決する仕事かと言われるとそうでもなく。そもそもAI等でなんとかなる仕事だとするとメガバンクみたいに全部仕事をそっちに取られちゃいますしね。

 

こうなってくると最悪なのが、残業の多い部門・仕事を問題とし「改善策」を出させるような事をする会社がでてくる事です。これは、根本的な問題は一時期問題になった足りない数字をチャレンジさせる行為と一緒です。

死ぬ気でやって、日々深夜まで働いている現場にそんな事を経営サイドが求めると最後行き着く先は例のチャレンジになりかねません。もみ消しです。これはコンプライアンスの問題に発展します。

 

さらには人員配置も根本的な問題解決にはならないでしょう。生産効率の悪い仕事に人を突っ込めばいいかというと、そうでは無いからです。

 

さて、私は無責任な批評家でありたいという気持ちはとても強いのですが、ここまで無責任に色々と批評してきたので1個広告屋さんはどうすればいいかという事を書きたいと思います。

 

それは、とても簡単で、とても難しい事です。

クライアントが頭下げて買いにくるような商品を作ることです。

人でも、仕組みでも、媒体でも良いと思います。

 

これは、本当に本質的な経営戦略の問題で、レッドオーシャンでいつまでも疲弊していても仕方ないんです。

もう、以前までの広告屋不要論とは一線を画する問題に入ってきました。

 

あとは、国の方針なんか知るか。労基なんか知るか。そういう態度を貫き、今まで通り人の力総動員して対応力で利益を生んで人に還元してただただマンパワーで回していくしか無いんです。ぶっちゃけ、今の若い世代には少ないですがどんだけ働いてでもいい給料貰いたいって人はまだ世の中にはたくさんいますよ。

 

あとは「経営者さんがどう判断するか」

 

でしょうか?

 

それとも「中にいるみなさんが、どう動くか」

 

でしょうか。

 

 

 

いずれにせよ、今この業界はとても楽しむべき局面にいると思います。