このラブレターはどこへ行くのか。

とある広告屋さんが誰かに向けてコトバを紡ぎ続けます。

コスト オブ パワーハラスメント

先日、パワーハラスメントに関してなぜパワハラ上司が出世するのかと言う面白い記事を読んだ。

 

それが事実なのか、私はあまり実感はないが今の役職者世代はパワハラで育ちパワハラでマネジメントを学んできた事は間違いないだろう。言ってみれば今からしてみるとみなパワーハラスメントマンだったのだ。

 

昔だったら、ちょっとのミスでも殴られたり罵声を浴びせられるのはある意味普通だった。期日までに終わらなければ朝までにやれと言われボロボロの状態で資料などを仕上げていた。

それが今では労働時間はもちろん、部下の呼び方から、話し方までパワーハラスメントにならないように気をつけなければならない。

 

また、女性に対する接し方も非常にむずかしい。捉えられ方次第ではありとあらゆる発言がセクハラになる。語弊を恐れずにいうと女性的な人が恐怖と感じる人すらもいる。部下などで少しヒステリックな若手女性が入ってきた部署のマネージャーを胃をやられていた。

 

 

振り返ると、なぜパワーハラスメント上司が出世したかというと、それが労働を促す効果があったからだと考える。

欧米では成果をあげなきゃクビ。言うこと聞かなくてもクビ。つまり、会社が労働者を働かせる強制力を持っている。

しかし、日本企業では解雇条件は非常に厳しく、1円も稼がず、Yahoo!ニュースやパソコンに入ってるゲームをして定時に帰るだけで1000万近い収入を得ている人間だっているが、そう簡単に解雇出来ない。

この例は大げさだが、大体のサラリーマンは自発的に会社の利益を考えて動くことなんてない。無理もしない。そうするとクビも無いし、堕落していく。

そんな人たちを強制的に働かさせていたのがパワーハラスメントなのではないかと思う。パワーハラスメントは人を働かせる、ゆえに成績が上がる。だから出世する。

 

なんてことはない、簡単な構造ではないかと私は思う。パワハラは金を生む仕組みだった。

 

しかし、今はパワハラはコストだ。訴えられれば個人だけでなく会社の信用も失墜する。もちろんそれを防止する策は必要だ。

 

しかし、パワーハラスメントという強制力を失い、企業は今何で人を働かせるのか。

マネージメントの本はたくさん出ているが、あくまでも自発性を促すに過ぎない。欧米の解雇制度や、パワーハラスメントのような強制力はそこにない。

 

テクノロジー、人材不足、人口減少など、ただでさえ諸外国に劣る部分が多い日本企業。

さて、強制力を失ったマネージメント層はどうやって戦っていけば良いのだろうか。

 

その1つの答えは、一部企業が実施している徹底した評価制度と成果報酬ではないかと思う。そこにコストを払えない企業は、きっと中から腐っていってしまう。

 

この時代の流れを受け、パワーハラスメント防止ばかりやってる企業は、ただただ稼ぐ力を失っていくだけです。経営層のみなさん、パワーハラスメントがなくても稼げる会社にするため会社の制度ごと劇的に変えられるか。これにつきますよ。

稼ぎ方改革

広告代理店のビジネスモデルが変革期を迎えているなんていうのは10年前からいわれてきた。

 

ただ、いよいよこのタイミングになって潰れる代理店ラッシュが現実味を帯びてきた。

というのも、今まで代理店のお客さんとして存在していた消費財メーカーなどが広告も打たなければマーケティングも内製するという事例が相次いでいるからだ。

 

最初は、一時的なものや急激な業績悪化の補填としてマーケティングコストを抑えているのだと思っていたがここ数年各社横並びになるように業界内で3本の指にはいるような企業が同じ傾向をみせてきた。

 

なぜか、考えてみたが想像できるのが国内の人口減少に伴う海外への売り上げシフトがいよいよ佳境なのだという話。あと100年もしないうちに国内での消費は半減する勢いで経済がシュリンクしている。

注)とはいえ安倍政権は移民政策を行わないといいながら外国人留学生は増加の一途で意外に国内には人はいるのだが。

 

となると、国内の金を使わない顧客の為に広告を実施するより海外に工事や支店作って現地のマーケター雇ってどんどんと投資して海外売り上げ比率を高めて行きましょうってなるわけです。

国内のマーケティングなんて外に発注して金使わないで自社の人間が頭使えよ!海外との最適化もあるから自社内でどんどん人を育てろよってなってるのかなと推察するわけです。

 

 

やばいな、代理店。

どうする、代理店。

働き方改革に殺されると叫ぶ人

ちょっと過激なタイトルになりますが、各社本格的な施策を導入し始めた働き方改革ですが、その働き方改革に殺される人がいるんじゃないかと思ってのエントリーです。

 

そう世の中も感じているのかなと思った理由の一つが

日本テレビ系で放送されていたMissデビルの第3話「口だけ上司&生意気部下を叩け!」を見ていたときでした。

ネタバレを含むので、ドラマをまだ見てなくて楽しみにしている人はご注意ください。

 

ざっくりと概要を記載すると

・人事部が働き方改革の制度を導入、各部署に対応を求める

・部長が号令を出して部下の課長に対しても徹底を要求

・しかし、仕事は減らないので課長は部下の若手にも負担を要求

・若手は自分の仕事じゃない、帰社時間を守れない、パワハラだなどの理由で仕事を受けない

・結果課長が部長から無能の烙印を押されて、プッツンしてしまう

 

という内容でした。

世の中の中間管理職の皆様にとってはとても心を締め付けられるような思いの内容だったのではないでしょうか。

上からは部下を早く帰らせろと言われ、下の人間からはこんな施策実態に即してなくできるはずがないと詰められる。中間管理職って辛いなと思うのとともに、マネジメント層というのはその責を負っている立場なので致し方ないと思ったりもします。

 

私が、それよりも問題だと感じるのが、さらにその下の現場担当にそのままその任を押し付け、出来なければ無能と烙印を押す流れです。話を聞いた某日本を代表する大手企業の人の話ですと、もうこれは評価制度にも加わっているようで同じ仕事をこなしているのに早く帰れなければマイナス査定になるとのこと。

 

これが横行すると「隠れ残業」「持ち帰り」などが出てくるわけです。

(ちなみにこれもMissデビルで別の話で取り上げられてます。以外に社会派ドラマなんですね。)

ただでさえストレスの多い現代社会、営業職などは数字のプレッシャーを与えられてるのにまた別軸のストレスを与えたらダメになってしまう人が多くなるのでは無いでしょうか。

 

例えば、代理店なんてのはもともと100時間超える残業は当たり前だった業界です。(もちろん、いけないことです)しかしながら、その業務量が前提とされたまま昨年よりも大幅に残業を減らせと言われる。

では、残業100時間分の仕事を減らそうとするとどんな方法があるでしょうか。

 

1,業務フローを見直し無駄を無くす

既存の仕事をそのままやり方変えて短時間で達成する方法です。これが経営層が求めるような方法ですね。ただ、私は声を大にして言いたい。こんなことは言われる前からやっておけと。

周りにいませんか?働き方改革後なんかやたら早くなった人。あえて今、この方法で業務時間が減った人間は過去の怠慢を追求すべきだと思います。

 

2,仕事を断る(利益効率の良い仕事だけ受注する)

これも業界では一時期とても頻繁に起きたことです。これを上から許された企業は時間内に出来ないので他に振ってくださいとクライアントに言ってましたね。

ある意味、本当にほしい仕事だけに取捨選択したんですから、これから市場が縮小する見込みの業界としては骨太経営になりますね。ただ、本当の大手以外は仕事を断ることを許されないので一部企業でしか実現し得ない技ですね。

 

3,新しい仕事(利益効率の良い仕事を)を作る

これも経営や人事が言いがちなことですね。少ない労力て、高い利益を出せる仕事を取ってくれば、今抱えている利益効率の悪い業務をその分切れるじゃないかという考えですね。

至極正しいですが、2つ問題があります「やる時間が無い」「やる能力が無い」です。そもそもこんな事出来るならやってますし、100の仕事を50の時間でやれと言われている中で誰もこんな+αの時間捻出出来ません。

 

4,人を増やす

人が増えると、1人あたりの仕事は減りますよね。ただ、その分コスト増になるのでパーヘットの稼ぎは減ります。それでも良いと割り切った会社と、それだと給料下げる結果になるからそれは出来ないとなった会社と。そう簡単では無いですよね。

 

5,テクノロジーを導入する

単純な仕事は機械に任せましょうという話。コピーをAIに書かせたり・・(ただこれは業界の根幹を揺るがすような話だなーと私は思いましたが。笑)

もちろん、導入にはコストと制度が必要です。

 

6,仕事をアウトソーシングする

人事・経理・法務等のアウトソーシングをできるものはできる限り社外に出すというのも一つの手段です。グループ再編等で1箇所にまとめたりしてそこを強化するのも一つの手段ですね。これもコストが掛かります。

 

 

 

さて、おわかりいただけたでしょうか。

 

上記の解決方法は(方法はまだあると思いますが)おおよそ現場担当ではいかんともし難い問題となってます。それこそ、現場担当だけじゃなく中間管理職レベルでは解決出来ない問題です。

きちんと経営層がそれを認識して、ソリューションとセットで働き方改革を実行出来ない会社は誰かを殺します。

 

 

厳しい言葉を使いますが、そうならないといいなと思ってるがゆえです。

ぜひ働き方改革を推進する経営層・人事部の皆様はその事を考えた上での対応をよろしくおねがいします。

コインチェック騒動を受けて

16時頃より周りがざわつき始めました。

なんと、コインチェックが取引停止したとの事。

 

インチェックといえば出川さんのCMをバンバン流して飛ぶ取り落とす勢いで伸びてる仮想通貨の取引所。

 

鳴海さんがCM出演しているビットフライヤーと同様に、一般の人は仮想通貨はちょっと怪しいと二の足踏むのですが、CMを流しているところならお金もありそうだしお金があるならセキュリティにも力を入れてそうだし、安心だよねと思っていたはずです。

 

そう、今日までは。

 

会見を全て生でみてましたが、結論から言うと580億は盗まれてしまい、それはNEMのほぼ総量にあたるとの事です。

 

そもそもに、コインチェックというのは他の取引所に比べて資本金が少なく、とても金融取引所を運営してるとは思えない小規模な出資額で運営されており、なおかつ金融庁の審査すらも通っていませんでした。

 

そんな中で、普通ならば社会人経験もあまりない若手のベンチャー社長がやってる会社なんてのはブランドもなければ、GMOのような巨大なバックもないなかで、他よりも敬遠されるべき取引所だったのですがCMを使い見事にちゃんとしてる感を演出してきたわけです。

 

かく言う私も、ちゃんとしてると思っていました。というか、普通に考えてCMを打つってのはそれが消費財などの商品なら完成して今すぐきちんと販売できるタイミングで行うもので、さらに審査があるのでそんじゅそこらの会社じゃ出来ないわけです。

 

それを通ってると分かったので、当然セキュリティにもお金をかけてるし、受け入れ準備は終わってるんだろうなと思ってました。

 

それがこの結果ですよ。

 

CM配信という行為が企業の信頼に大きく繋がるという事を悪用(故意か過失かはおいといて)された事例だなーとしみじみ思いました。

 

無事保証される事を祈るばかりです。

閉塞的な空気と広告代理店の役割

明けましておめでとうございます。

今年の年末年始はとても暦が良く大型連休を取れた人も多かったのではないでしょうか。

 

郵政が凄い量のCMを打ってましたが平成30年という事で、節目の年となります。

しかしながら、小池都政と政府意向が上手く噛み合っていないようで豊洲移転を始め競技場の問題などが解決しておらず、東京オリンピックへ向けてイマイチの盛り上がりに欠けている気がします。しかも、その問題がしっかりと解決しないまま選挙を終えメディアはピタッと報道を辞めました。

 

今の日本国民にとっては東京オリンピックよりも夏フェスやそれこそ安室ちゃんのラストライブの方が感心高いんではないですかね。

どうも盛り上がっているのはスポンサーさんだけ、というような空気があるような気がします。

 

もう少し、国民が一丸となって盛り上がれるような、口に出せるような、ものが欲しいなと思います。でもそんな事税金を使って出来ない(そんな事したら野党・マスコミから総叩き食らう)という事で、企業の販促費用を使ってやるのが一番理にかなっていて、広告代理店の役割でもあると思うんですよね。

 

広告代理店って人のカネ使ってさ、楽しいことやってさ、楽だよね。

なんて言われますけど、実際楽しい広告作ってる現場はクライアントも代理店もある意味「公共」の為に色々な人がハッピーになれるものを作ってます。

 

2018年も、そんな楽しい現場が一つでも多く生まれて、ニッポンがもっと楽しい空気になればいいなと思っております。

 

それでは、今年も頑張っていきましょう。

その働き方改革は果たして成功したのか。

お久しぶりです。

 

一段と寒くなり、コートを着て出勤する機会も増えたのではないでしょうか。

さて、今日は「働き方改革」のその後に関して、私はもう外から見守るような立ち位置の人間ですが、意見を書きたいと思います。

 

勢い良く始まった働き方改革。あれからどれくらい経ったでしょうか。

今ではもうメディアに取り上げられる事も少なくなりましたが、広告を中心としたマスコミから、業界関係無く各社へと広がりました。

 

まず、マスコミ各社の対策は

■22時以降残業禁止(消灯する企業も)

■残業時間管理の徹底(確実に残業時間を把握する)

 

を中心としてとにかくスピーディーに施策が実施されてきたようです。

 

しかし、一般企業の働き方改革はこれに加え

■有給消化の推進

■ノー残業デー

■リモートワークを中心としたノー出社日

■リモートでのメール閲覧機能を制限(申請無しでは開けない)

 

などなど、もともと”それなり”には帰れていた企業が更に一段と働き方の改革をしているように思えます。

 

はじめに、広告代理店の動きに関してですがヒアリングして得た情報をもとにですが

正直なところ各社成果を上げているとは思えない状況になっております。

 

そもそもに、業務効率化や人を新たに雇う事無くして仕事が突然短時間で収まるとしたらそれはそもそもにその担当者が怠慢だったという事でしょう。

これでいうと、上位2社はあの騒動で結構な人数の社員を補充したとの事で、それなりには緩和されたのでしょう。(とはいえ実際は数字になるところ、まずいことが起きてしまっているところ中心の配置で焦土作戦みたいな事やってる部署には人は来ず・・という問題はあるようですが)

 

その他の企業はこのあたりの情報はなかなか入ってこないのですが、求人を見ているとリーマン以降のようなそもそも各社求人が無いという状況では無いが、単純に流出分の補充くらいの印象しか受けません。

 

では、その企業ではどういった対策が取られるのか。

それはコストのかからない「業務効率化」と「人員配置の見直し」です。(あとは気合で早く帰ろう!という号令が飛んでそうなところもありますが)

 

まず、業務効率化ですが、これに関してはクライアント仕事において業務の効率化はクライアントへの反旗を翻すに等しい行為です。

なぜなら一部メディアやブログでは取り上げられてましたが「(夜中に連絡がきて)明日までに」「今すぐ」「土日にやって月曜出せ」というオーダーが横行している業界です。

早く帰るために出来る範囲での仕事となると、これらに「NO」を突きつけないといけません。

僕は相当口も悪ければ言うことを聞かない担当だったと思いますが、それでも「NO」とは言えないオーダーは多々ありました。というか、だいたい言い返しても結局は”意思”を示すだけで受けることには変わりないんです。仕方ないんです。

 

それが、メディア効果で同情もあり、一時期は手を取り合って上手くやっていきましょう。みたいは風潮がありましたが、今ではクライアント企業にあたる会社の人たちも仕事時間に制限が設けられそれが結果受注産業に返ってきていると聞きます。

 

かといって、テクノロジーで解決する仕事かと言われるとそうでもなく。そもそもAI等でなんとかなる仕事だとするとメガバンクみたいに全部仕事をそっちに取られちゃいますしね。

 

こうなってくると最悪なのが、残業の多い部門・仕事を問題とし「改善策」を出させるような事をする会社がでてくる事です。これは、根本的な問題は一時期問題になった足りない数字をチャレンジさせる行為と一緒です。

死ぬ気でやって、日々深夜まで働いている現場にそんな事を経営サイドが求めると最後行き着く先は例のチャレンジになりかねません。もみ消しです。これはコンプライアンスの問題に発展します。

 

さらには人員配置も根本的な問題解決にはならないでしょう。生産効率の悪い仕事に人を突っ込めばいいかというと、そうでは無いからです。

 

さて、私は無責任な批評家でありたいという気持ちはとても強いのですが、ここまで無責任に色々と批評してきたので1個広告屋さんはどうすればいいかという事を書きたいと思います。

 

それは、とても簡単で、とても難しい事です。

クライアントが頭下げて買いにくるような商品を作ることです。

人でも、仕組みでも、媒体でも良いと思います。

 

これは、本当に本質的な経営戦略の問題で、レッドオーシャンでいつまでも疲弊していても仕方ないんです。

もう、以前までの広告屋不要論とは一線を画する問題に入ってきました。

 

あとは、国の方針なんか知るか。労基なんか知るか。そういう態度を貫き、今まで通り人の力総動員して対応力で利益を生んで人に還元してただただマンパワーで回していくしか無いんです。ぶっちゃけ、今の若い世代には少ないですがどんだけ働いてでもいい給料貰いたいって人はまだ世の中にはたくさんいますよ。

 

あとは「経営者さんがどう判断するか」

 

でしょうか?

 

それとも「中にいるみなさんが、どう動くか」

 

でしょうか。

 

 

 

いずれにせよ、今この業界はとても楽しむべき局面にいると思います。

新社会人になった俺へ

3月も残りわずか。

決算月の会社が多いと思うので、歓送迎会などもあり、皆様さぞやお忙しいかと思いますが、そんな中で学生という人生最高の身分を失い社会人へと出荷される哀れな新社会人が誕生する季節でもあります。

 

私は過去にこんな広告代理店なんて無くなるんじゃないの?

なんて記事を書きましたが、未だ広告代理店の門戸を叩いてくれる人は少なくありません。 

adomake.hatenablog.com

 

それはとても嬉しい事です。

 

ただ、昨今の世の中の空気もあり業界は完全にアゲインストな環境にあります。

新卒での優秀な人材は高待遇の他社(他業界)へ流れ温まった転職市場も優秀な人材の流出は生んでも、最高の人材の流入にはつながってません。

 

でも、そんな事は別によいんです。私は経営陣でもないし。

けれど、初めて社会へ出る人たちには自分の持てる力をしっかりと出して、幸せな社会人生活を送って欲しい、それは本心でそう思っています。

 

もし私が本職でこのブログを書いているのならば本当は「完全版!新社会人が同期に一歩差をつける為に必要な3つの事」なんてキャッチーなタイトルでつらつらと書き始めるのですが、完全プライベートなブログとして運用しているので、過去の自分へ向けたメッセージとして、好き勝手に書きたいことを書こうと思います。

 

 

 

「新社会人になった昔の俺へ」

 

お前が社会人になったのはもうだいぶ前の4月。世はまさに大就職氷河期時代だったな。

同級生が何人も就職浪人を決意する中で、我ながら成功だと言える就職活動を経て意気揚々と社会人になったな。

 

けど、待っていたのは長く単調な大企業体質な研修。

体育会系バリバリな、時代が時代なら完全に通報レベルの精神を鍛える研修。

その後は実地研修を兼ねての掃除、コピー、その他雑用なんでもござれ。

 

自己実現欲求が強く、ビジネスモデルを作ったり、コミュニケーションで社会を良くしたりしたいなんて思い描いていたお前は、半年経った頃には完全にネジ曲がって何してても不平不満しか言わない、つまらない男に仕上がってたな。

 

そこからは追い打ちをかけるように、プライベートでの悪夢や、数多ある部署で一番希望をしないと言った部署への配属。今振り返っても、あのときのお前に前を向けとか、ポジティブになれとかは、言えなかったと思う。

 

さらに、その後は拍車をかけて状況は悪化し、地獄と呼ぶに相応しい状況だったな。

 

仕事はちゃんと教えられてないのにいつの間にか1人でクライアントを幾つか回すことになった。周りの人に聞けないから結局は社内のスタッフに聞いて怒られ、クライアントにも怒られ、怒られ続けた挙句に進捗が遅れそれでまた怒られる。

 

朝は8時に出社をして、夜いったん仕事を終えるのが深夜3時とか4時。一周回って一睡もしないまま次の始業を迎えることもあったな。最初はタクシーで帰っていて、靴を脱ぐ為に座った状態で寝てしまい朝方に親に死んでると思われ起こされるなんて事も。

 

しばらくすると「新人のお前にタクシー経費をこんなにかけられるか!」と怒られ経費にはならずに、自腹のタクシー代が給与でまかない切れなくなった頃に、コンビニで下着を買って漫画喫茶へいって寝るようになってたな。ほんと、あの新人の1,2年の頃に仕事を回すためにかけた自分の金は100万じゃくだらないくらいだったな。

 

希望と正反対の仕事内容に加え、昨今の過重労働報道なんて可愛すぎに思えるような労働環境で、お前の心は多分あのときには限界を迎えていたな。良く、一度も完全には潰れずに走り続けたな。そこは、誇っていい。

クライアントからの帰り道、気がついたら足が止まり、涙も止まらなくなり、でも自分が泣いてることにも気づかなかったから、帰宅ラッシュの駅で凄い注目も集めたな。

 

でも、あの時に耐えた経験があるから、その後は自分のキャパシティーのギリギリを見極めて難しいプロジェクトとかも回すことが出来るようになったよ。ありがとう。

 

けど、あの頃のお前は何かに付けて「こんなはずじゃなかった」「辛い」と言い続けてたな。その言葉は、お前の心を守る言葉だったのかもしれないけど、周りの人がその仕事に誇りと楽しみを持ってやっていたとしたら、もしくは同じ気持ちでも表に出さず耐えていたとしたらどうだ?

 

お前がそんな事を言っていたら、その人達がどう思うかは考えたか?

そう言い続けていたら、周りの人たちが手を差し伸べてくれて、異動を促してくれるかも。そうも思っていたよな。

 

結論から言おう。そんな事は万が一にも無い。

 

お前がやらなければならないことは、相談出来る人を社内にきちんと作って、上司を飛び越えてでも権限を持てる人へのロビー活動を行って異動へ向けて動き続けることだ。

大企業では、お前がどんだけそこで泣きわめいていても、周りに迷惑はかけど、何の解決にもならん。ただ、蓋をされるだけだ。

 

何がマーケッター志望だ。子供のように泣きわめいて解決をまって。

ガキじゃねーんだ。甘えるな。社会人舐めるな。

目標があるなら、そこへむけてどうすれば良いか考えなさい。

 

手を差し伸べてくれる人が居ることはあっても、それは奇跡だ。

社会に出たら誰も助けてくれない、自分の事は自分で守れ。

やりたいことがあるなら、自分で勝ち取れ。

 

自分の足で、しっかりと立て。

 

自信満々に”世の中変える”と言っていたよな。

それは、お前の力でだろ?

なんでいつの間にか、誰かに助けられるのを待ってるんだよ。

 

社会に出てから理不尽な事しかないかもしれない。

希望と全然違う環境かもしれない。

けど、それを誰かのせいにして生きても何の解決にもならん。 

 

なんなら教えてやろう。

何年経ってもラッキーパンチは起きてないぞ。

お前がこの先の社会人人生で”ラッキー”と思ったことなんて自販機で7777が出て飲み物が1本無料になった3回だけだ。

 

ちょっとハマらない環境で、残念な事になっていただけで。

お前は、やれば出来る子だから。

 

だから、腐るな。

 

向上心もなくなり、目標も諦め、ただただ心を殺して生きる日々。

立ち直るのに時間がかかって大変だったんだ。

 

そして、忙しいフリはやめろ。

 

「僕忙しいんです」アピールは、周りに不快感こそ与えど、だから誰かが何をしてくれるわけでもない。

あと、どの程度の仕事をどのくらいでこなせるかは”スキルのある人間ほどよく分かる”

その人にお前は成果の割に労働時間の長い「出来ない奴」の烙印を押されるぞ。

 

正直、每日深夜残業だったから麻痺してるところもあるだろうけど1,2年目のお前は特に惰性で残っていた時間や、早く帰ると仕事無いと思われ忙しくなるのが嫌で帰らない日が多かったよな。

少し余裕があった日に帰る事くらい、なんでもない。お前はなんだかんだ個人でこなしている仕事ベースでは、一番の利益を上げてる人間だったんだ。

そんな事やってる暇があったら、専門書の1冊や2冊読んでおいてくれ。

 

 

そして、周りの人を大切にしろ。

 

誰の力も借りるなと相反する事いっているかもしれないけど、

自分の力で立って歩いていても転んでしまう時はある。

そんな時には、周りの人が手を差し伸べてくれる。

 

同期、先輩など社内の人に限らず、昔からの知り合いや家族。

そういった人たちが居たからこそ、今オレはここにいる。

だから大切にして欲しい。

 

もっと、周りの人間に手を差し伸べてやれ。

 

お前は下から相談を受けることが何度かある。

そういった人たちは上手くフォローをして助けてやれるかもしれない。

けど、もっと踏み込んで、気になったところへはどんどんと手を差し伸べていけ。

 

そんな余裕はないかもしれないけど、手を差し伸べてもどうにもならないかもしれないけど。

 

もし、不本意に会社を休んだり、辞めざるを得ない人が目の前にいるとする。

そこで「自分が手を差し伸べて真剣に向き合っていたらなんとかなったかもしれない」と思うのか「自分が何をしても結局無駄だったんだな」と思うのかでは心への引っかかり方は全然違う。

 

長くなってしまったが最後に。

 

自分の人生の目標を見失うな

 

いつのまにか、会社ありきで、今の環境ありきでの最善策を考えるようになってしまう。ただ、常に前提を疑うことを忘れるな。

 

お前が真に仕事で大切にすべきは「人生の目標」とそのうちの「仕事で達成出来る事」が重なっている部分のみだ。後は全て賃金という対価を得ているがゆえに支払っている労働力に過ぎないと考えろ。

 

全てを会社の中で完結する事にこだわるがゆえにお前はだいぶ遠回りをする。

会社で行っている事は、自分の人生目標に多少寄せるくらいにチューニングするのがちょうど良い。

 

だからこそ、お前が何をしたいのか、見失うな。

 

 

 

 

 

 

 

そんな過去の自分への手紙が、誰かの役に立てば良いとそう思います。

桜花開くこの良き日に、新社会人になられる皆さんを私は応援しています。